結論
この記事は公的制度の内容を含みます。2024年4月現在の情報で作成していますが、制度は変わるので、あくまでも1つの知識としてお考えください
実際に取得した私の答えはファイナンシャルプランナー3級レベルでは社会にはほぼ通用しません
しかし自身の資産を守る意味では勉強する価値は大いにあります
- 日本の社会保障の仕組み
- 民間保険の仕組み
- 今流行りのNISA等の投資とは?
- 相続・贈与・各種税金の仕組み
- 住宅ローン・不動産の仕組み
この様にほんの一部を紹介しましたが、ファイナンシャルプランナー3級(以下FPと書いていきます)ではお金を守る・増やす・貯めるの基本となる知識が学べます
FP2級以上は就職に有利になります。しかし一般的な知識ならFP3級で問題ありません。むしろ最高な自己投資
日本の終身雇用は崩壊していると言われているこの時代、自分・家族を守れるのは自分しかいません
ファイナンシャルプランナーとは?
突然ですが、FPと聞いて何を思い浮かべますか?
保険・金融・不動産関係の資格じゃないの?
以前の私もこんな印象でした
保険・金融・不動産と方と接するとほぼ保有しています
『FP〇級所持』と大体は名刺に記載されていますね
ではFPとはいったいどんな資格なのでしょうか?
私なりに要約すると
まさにお金の先生って感じです
では実際にFP3級の資格を所有している私が、自身の資産設計において特に役に立ったと思うこの2点を書いていきます(実際には数えきれない程のメリットがあり、全てを紹介していきたいのですが、凄まじい文字数になるので2点に絞ります)
- ライフプランニング(将来のお金の見える化)
- 公的保険の仕組み
ライフプランニング(将来のお金の動きを見える化)
ライフプラン二ングとは、おおよそ20年先までを目安にお金がいくら必要なのかを計算します
この記事では、より具体的なキャッシュフロー表を用いて例を見てみましょう
この表から今現在の支出や収入を基に、将来必要になるお金の見える化を目的とします
更にこのキャッシュフロー表を基に、様々な予算管理が出来ます
私は65歳までのキャッシュフロー表を作成する事で、より具体的な将来設計が可能になりました
■例を挙げると
- 支出の見直し(不要な保険を解約・または必要な保険に加入)
- 今現在の貯蓄で将来を過ごせるのか?
- 子供の学費・教育費の算出
無駄な支出はないか?このままの予算管理で老後まで迎えられるのか?
これからの未来を想定し、様々な視点でお金の流れを掴むことが出来ます
キャッシュフロー表の作成は本当にオススメ!見える化って大事!!
キャッシュフロー表を作成する前に把握してほしい事
まずキャッシュフロー表を作成する前に、把握してほしい事が2つあります
- 今現在の純資産の把握
- 家計簿をつける
この2つが把握出来ないと、キャッシュフロー表を作成できません
❶の純資産って?貯金額の事?
資産-負債=純資産のことです。これらの事をB/S(貸借対照表)と呼びます。
では実際に貸借対照表を図で確認してみましょう
以下、貸借対照表を作成時の注意点をまとめてみました
■資産の部
これらの資産の全ては、今現在の価格で算出しましょう
でも、住宅の売却なんてどこで調べればいいの?
このような疑問が出てきますが、一括査定サイト・不動産会社に直接査定等の調べる方法があります
しかし私の考えでは0円で考えておけばいいと思います
なぜなら、基本的(一部を除いて)に住宅は買った時点でほぼマイナスになるし、換金に相当の時間がかかります
上の図(貸借対照表)では例を取る為に価格の記載がありますが、基本的に0円で考えて、住宅は財産では無いという認識の方が現実的でしょう
■負債の部
資産の時と同じで、今現在の残額を把握しましょう
ここまで調べる事により自身の純資産が把握出来ると同時に、キャッシュフロー表が作成出来ます
ちなみに、キャッシュフロー表と貸借対照表の他にも家計管理で役立つ表が、日本FP協会様のホームページから無料でダウンロードできます。ぜひ活用してみてください
公的保険の仕組み
日本の公的保険の仕組みをFPを学ぶ事により、民間の保険の取捨選択を出来る様になります
今入っている民間の医療保険は本当に必要な保険なのでしょうか?
まず以下の3種類を知ることが大事です
- 日本は国民皆保険
- 病院などの通院・治療費は原則自己負担3割
- 皆平等にお金を出して助け合う
世界規模で見ても、日本の公的保険の仕組みは№1です
アメリカで例を取ると現地の人達が所得が低いが為に、医療保険に加入出来ない
高額な医療費を支払う事が出来ず、治療を受けられない方々が大勢いると言われています
実際にアメリカで数ヶ月間働いていた私ですが、現地の方の話だと一回の虫歯治療だけでも、数万円支払う事もあるそうです
これらを踏まえて、日本の公的保険の素晴らしい部分である補償内容の1つの高額療養費制度を理解することが重要です
高額療養費制度とは?
ここでも細かい事は割愛しますが、以下の点を踏まえて簡単に説明します
- 自己負担額には上限がある
- 1ヶ月の治療費が100万➡自己負担3割の30万➡高額療養費制度で10万
この様に高額療養費制度を使う事で治療費が大幅に下がる事になります
所得金額や総医療費などで金額は変動はします。まずはこの制度のイメージだけでも掴みましょう
高額療養費制度の注意点
この様な素晴らしい制度でも適応されない点があります
要するに、保険書が使えない治療に関してはこの制度は使えないと思えれば良いと思います
詳しい内容は厚生労働省のホームページに記載があります
リンクを張っておくので一度目を通しておきましょう
高額療養費制度を利用される皆さまへ |厚生労働省 (mhlw.go.jp)
死亡リスク 遺族年金の金額を把握する
結婚後、子供が生まれ家族が増えてきた時に契約の検討をする民間の生命保険
生命保険は医療保険と違い入った方がいいでしょう
しかし私の感覚では、ほとんどの人は生命保険に入り過ぎてしまう
まず遺族基礎年金・遺族厚生年金と言う制度を知ることで、今契約している生命保険は自分に見合った金額なのか?を知ることが出来ます
■遺族基礎年金とは?
- 目的:残された子供を育てる為に支給される
- 対象者:死亡した人によって生計を維持されていた子共がいる配偶者または子供
- いつまで受給出来る?:18歳到達年度末までの子共
具体的な数字で見てみると
816,000円+2人目以降の子の加算額(2024年4月現在)
- 1人目および2人目の子の加算額 各234,800円
- 3人目以降の子の加算額 各78,300円
例えば、子供が1人(10歳)の時に夫が死亡した場合は、子供が18歳になる8年間で約850万円受け取れます
■遺族厚生年金とは?
- 目的:生計が維持されていた遺族の生活費
- どの位の金額が受け取れる?:本人がもらえるはずだった老齢厚生年金×4分の3
ここでの具体的な支給額は会社時代の給料水準で(平均標準報酬月額4月~6月分の平均収入)、受給額が変わります
この2つの遺族年金を合わせて、簡単な例を取ると
- 死亡した夫が月給35万円
- 子供1人
月額約13~14万円程の遺族年金がもらえます
これを10年間受給したら約1500万円となります
この遺族年金を基本として生命保険見直しをしましょう
遺族年金の詳しい事は日本年金機構のホームページで確認してみてください
遺族年金の受給条件・金額は人によりバラバラです。しっかりと確認するなら、最寄りの年金事務所までお問い合わせをしましょう
公的保険をベースに民間の保険を見直す
公的保険の仕組みを基に考えると、民間の保険で病気のリスクを備える事自体に疑問を持ちます
より具体的な話を一つを仮定して考えてみます(高額療養費制度を使用した前提)
- 30歳からガン保険に加入 月3000円と仮定
- 50歳でガンが発覚➡2ヶ月間の治療を終え、治療費の総額が30万円と仮定
- 保険金が50万円支給される
- 30歳から50歳までの保険料の支払い総額は72万円
- 保険支給額50万−(治療費30万+保険料72万円)=-52万円
この様に基本的には払い損になることが多いです
皆が得をしていたら、保険会社は潰れてしまいます
私は高額療養費制度を基本に考えた結果、夫婦共に民間の医療保険は全て解約する結論となりました
そして、民間の医療保険に頼らずに、病気に伴う金銭の不安は自身で備える事が重要になると私は考えます
家族構成で多少の差はありますが、50万円~100万円を目安に貯めておく。ただしこの金額は自身が安心出来る目安を探りながら決めましょう
ただし、目標金額に到達するまでは、最低限の医療保険に加入しておくのもありです(例えば県民共済がオススメ)
まとめ
今回の記事では実際にFP3級を取得して、自身の家計管理の中でも特に役に立った2つの内容に絞り書いて行きました
この他にも誰もが起こりえる問題に対して、様々な仕組み・制度を理解出来るようになります
勉強時間自体は100時間程度と比較的短めで、独学でも問題なく合格出来ました
このFP3級の知識は、将来的に数百万円分の価値になると私は感じています
人生を自由に生きる為の1つの条件
お金の知識を入れる
お金の知識の基礎として、FP3級は本当にオススメします
今回もこのような記事を最後まで読んで頂いて、本当にありがとうございました
この記事が少しでも参考になれば幸いです
ではまた!!
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